2009年12月25日
ドナーの後遺障害等の危険性と保障
後遺障害の発生は確率的には低いもののゼロではない。骨髄提供後に血腫ができたり、知覚障害や痺れ・痛みが残存するなど手術後ドナーに後遺症が残るケースが報告されている。また、過去に海外で3件(血縁者間2例、非血縁者間1例)、日本で1件(血縁者間)のドナーの死亡事例が報告されている。ただし日本の1件は骨髄バンクを介さない血縁者間で行われたものであり、日本骨髄バンクが関与した10850件(1名で2度の移植件数も5000件を超える)の移植の中に死亡事例は無い(2009年8月末現在)。移植医療全てにいえることであるが、ドナーの協力や家族などの理解が無ければ成り立たない医療であるのでドナーの安全は特に高い水準で守られているが、医療行為である以上リスクがないとは言いきれない。
ドナーにはレシピエントの負担により加入する骨髄バンク団体障害保険があり、保険会社に認定されれば300万円~1億円の補償金あるいは入通院給付金が得られる。 日本骨髄バンクが関与した1万件を超える移植の中で、骨髄バンク団体障害保険の適用事例(C型肝炎、神経障害、骨膜損傷、ヘルニア、咽頭肉芽腫、腎炎、骨膜障害等々)は100件ほどあるが、時間の経過とともにほとんどの事例が回復している。
骨髄バンクの課題
現状ではHLA型が適合したドナーが最終同意前に提供を断るケースが少なくない。その原因としては家族の反対や、仕事を休みにくいこと、休業補償がないこと、周囲の理解が得られないこと、後遺症が残存する可能性があることなどが指摘されている。また、家族の介護、子どもの保育、家族の交通・食事等のドナー本人以外への費用や労力負担について補助が無いため提供出来ないこともある。また、ドナーの提供手術は全身麻酔によって行うため、行われる処置が全身麻酔を経験したことのないドナーに関しては予想以上に大がかりに感じられることも要因のひとつである。
原則的に、ドナーとレシピエントはそれぞれ異なる医療施設を利用する。ドナー側の事前の各種検査および手術は、ドナーの居住地に近い医療施設にて行われる。採取された骨髄液は速やかにレシピエントのもとへと輸送されるが、事故により到着しない恐れもある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
後遺障害の発生はゼロではないんですね。
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